ネット銀行は差し押さえが難しいとは本当か?されやすいキモはどこ?

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こんにちは、きこちるです。次の疑問に答えます。

  • ネット銀行は、店舗がないから差し押さえをされないのか?真実を教えてほしい!
  • PayPay銀行、セブン銀行、楽天銀行の差し押さえの実際を知りたい?
きこちる

ネット銀行が世に出てきた一昔前は、確かにネット銀行の預金は店舗がないから、差し押さえに弱いとの情報がありました。
でも、銀行は、貸したお金を全額回収(返済)を受けなければならない社会的責任があるので、差し押さえはするはずだが?……。

個人の取引では、ネット銀行での取引も増えてきているけど、ネット銀行は店舗がないから、差し押さえが難しいとの「うわさ」を聞くが、本当なんだろうか?

実は、この記事で紹介する「ネット銀行の差し押さえ事情」を読むと、主流なネット銀行の対応状況を知ることができます。

なぜなら、この記事を書いているきこちるは、大手銀行に20年勤務し、銀行の表も裏も知り尽くしているからです。

この記事では、「差し押さえの基本」と「PayPay銀行、セブン銀行、楽天銀行」の3つのネット銀行の差し押さえに対する具体的な情報を紹介します。

この記事を読み終えると、ネット銀行の差し押さえを恐れることなく、安心して銀行との取引ができます。

知るべきは、正しい情報です。

ぜひ、最後までご覧ください。

この記事で学べる事
  • 銀行口座が差し押さえられた!どうすれば良い?
  • 銀行の差し押さえの流れとは?
  • どこからの差し押さえかの確認方法
  • PayPay銀行の差し押さえ
  • セブン銀行の差押の実態
  • 楽天銀行の差し押さえの実態
  • まとめ

ひとたび差し押さえを受けたら、不当な差し押さえ以外は、解除・中止することは出来ません。

既に差し押さえをされてしまったという場合は、お早めに法律事務所へご相談下さい。

再度差し押さえをされてしまうことがないように、滞納している借金がある場合は、出来る限り早めに対処しておくことが大切です。

もし、これ以上支払いきれない程に借金が膨らんでいる場合は、任意整理、自己破産、個人再生などといった、債務整理を検討することをお勧めします。

今後の差し押さえを防ぐためにも、預金の差し押さえがあったら、すぐに法律の専門家である法律事務所にご相談ください。

目次

銀行口座が差し押さえられた!どうすれば良い?

銀行口座 差し押さえ

銀行口座の差し押さえについて基本的なことから説明します。

差し押さえは借金の返済のために預金を強制的に回収するものであり、口座が残高ゼロになる場合があります。

差し押さえ後は、次の点に留意する必要があります。

この記事で学べる事
  • 口座の差し押さえ
  • 差し押さえのタイミングは
  • 凍結との違い
  • 差し押さえの対象
  • 差し押さえ後の対処方法は?

口座の差し押さえ

銀行から給料を引き出そうとした際にATMで手続きを行うと、残高がゼロになっていることがあります。

通帳には「サシオサエ」と記入されます。

  • 債権者が借金などを滞納している債務者に対して行う、裁判所を介した強制執行の一つです。
  • 差し押さえられた預金は、債権者に対する借金の返済に充当されます。
  • 住宅ローンやカードローン、キャッシング、消費者金融からの借入をしていて、その借金の返済が長期にわたって滞納されている場合に行われることがあります。

差し押さえのタイミングは

  • 差し押さえはいきなり実行されるわけではなく、債権者からの督促状が何度も送られてきます。
  • 滞納から約半年後に、債権者は裁判所で手続きを行い、差し押さえによる回収を行います。
  • 差し押さえを受ける前には、債権者から支払督促が送付されたり、訴訟を起こされたりするでしょう。
  • 具体的な差し押さえのタイミングは債務者側では事前にわかりません。
  • 差し押さえは、債権者のタイミングで実行されます。

凍結との違い

差し押さえは凍結とは異なり、口座に入金ができることになりますが、借金の返済のために預金が強制的に回収されるため、生活に多大な影響が出る可能性があります。

差し押さえの対象

  • 差し押さえの対象は預金だけに限らず、給料も差し押さえの対象となります。
  • 預金差し押さえの場合は、通知が届いた時点での預金残高が全額差し押さえられますが、給料差し押さえの場合は、生活できる一定金額のみを残して差し押さえられます。

差し押さえ後の対処方法は?

  1. 借金整理:弁護士に相談し、借金整理手続きを進めることで、借金の返済計画を立てることができます。
  2. 生活費の確保:生活費を確保するために、差し押さえが行われない口座に給与振込を変更するなど、調整が必要です。
  3. 返済交渉:債権者との返済計画の交渉を行うことも重要です。生活費を確保しながら、債務の返済を進めるために交渉することが必要です。

銀行の差し押さえの流れとは?

銀行 差し押さえ 流れ

銀行口座の差し押さえに関する疑問を解決しましょう!

  • 口座はどのように特定され、会社にバレる可能性はあるのでしょうか?
  • 複数の口座を持っている場合はどうなるのか?差し押さえはいつまで続くのでしょうか?
  • 一度で債権回収できなかった場合はどうなるのか?銀行口座の差し押さえを回避する方法はあるのか?

このような悩みのポイントをまとめました。

銀行口座はどのように特定されるか?

  • 債権者は、民事執行法改正により、裁判所経由で債務者の銀行口座情報を取得できるようになりました。
  • 銀行は口座情報開示に応じる必要があります。
  • 特定されるのは銀行と支店名で、どの銀行でも対象になります。

口座を複数持っている場合はどうなるか?

  • 複数の口座を持っている場合、あまり使わない口座が特定されて差し押さえされる可能性もあります。
  • しかし、別の口座にあるお金をそのままにしておくことは法律違反であり、「詐欺破産罪」に問われます。

差し押さえはいつまで続くか?

  • 一つの申し立てに対して一回限りです。差押命令が送達された時点で口座にある預金が対象となり、入金された金銭は差し押さえの対象外となります。
  • 口座は凍結されず、残高ゼロの状態から使えます。

一回で債権回収できなかった場合はどうなるか?

  • 債権者は適当なタイミングでなく、口座に預貯金がありそうなタイミングを狙って差し押さえます。
  • 一度で債権額(借入残高)を全額回収できない場合、別の口座や他の財産が差し押さえられます。

会社にはバレるか?

  • 銀行口座を差押えられたことは会社に通知されることはありません。
  • 会社に知られる可能性があるのは、給与債権を差し押さえられた場合です。

銀行口座の差し押さえを回避するには?

  • 早急に弁護士に相談して債務整理するか、債権者からの通知を無視しないことが有効です。
  • 債務整理は任意整理、個人再生、自己破産の3つの方法があります。

どこからの差し押さえなの?かの確認方法

どこから 差し押さえ 確認方法
この記事で学べる事
  • 差し押さえをするのは滞納先のいずれか
  • 差し押さえをした債権者を確認すべき理由
  • 口座差し押さえに関する疑問Q&A

差し押さえをするのは滞納先のいずれか

  • 借金をしている先が1箇所だけであれば、その債権者が差し押さえを行います。
  • 複数から借金をしている場合で、滞納も複数ある場合は、これまでに届いた書類を確認して、裁判所からの書類があれば、その内容を確認します。

差し押さえをした債権者を確認すべき理由

  • 預金を差し押さえられて生活が困窮してしまった場合は、出来るだけ早めに対応すべきです。
  • 差し押さえから1週間以内であれば、まだ銀行にお金が保管されているため、対処が可能な可能性があります。

口座差し押さえに関する疑問Q&A

  1. 口座の差し押さえは会社にバレる?
    • 預金の差し押さえの場合は、差押命令の送達先は金融機関なので、基本的にはバレません。
    • しかし、給与の差し押さえの場合は、勤務先に差押命令が送達されるため、バレます。
  2. ネット銀行は差し押さえされない?
    • ネットバンキングの口座だからといって、差し押さえされないという保証はありません。
    • 基本的に、差し押さえが出来るのは債権者が覚知している預金などの財産です。

PayPay銀行の差し押さえ

PayPay銀行 差し押さえ

PayPay銀行は、デジタル時代における革新的な銀行の一つとして、急速な成長を遂げています。

しかし、最近、その成長に陰りが見え始めています。

特に、差し押さえに関する問題が浮上しており、ユーザーや市場に混乱を招いています。

この記事では、PayPay銀行の差し押さえの実態について、詳しく掘り下げてみたいと思います。


この記事で学べる事
  • PayPay銀行とは
  • PayPay銀行の差し押さえとは何か
  • PayPay銀行の差し押さえ問題の影響

PayPay銀行とは

PayPay銀行は、ソフトバンクグループが運営するインターネット銀行であり、スマートフォンを使った金融サービスを提供しています。

PayPay銀行は、従来の銀行とは異なる新しいアプローチを取り入れており、そのシンプルなアプリと手数料の安さで多くの顧客を惹きつけています。

PayPay銀行の最大の特徴は、ユーザーがアプリを通じて簡単に口座開設し、銀行取引を行えることです。

この利便性が、多くの人々にとってPayPay銀行を魅力的な選択肢にしています。

PayPay銀行の差し押さえとは何か

差し押さえとは、債権者が法的手続きを経て、債務者の資産を差し押さえることを指します。

PayPay銀行の差し押さえとは、ユーザーがPayPay銀行に預けた資産が、法的手続きによって差し押さえられることを意味します。

最近、PayPay銀行が顧客の資産を差し押さえるという事例が増加しており、その実態について多くの議論がなされています。

PayPay銀行の差し押さえは、主に以下のケースで起こります。

  1. 債務超過: ユーザーが借金をしていて、返済が滞った場合。
  2. 法的手続き: 裁判所の判決に基づいて、差し押さえが行われる場合。
  3. 破産: ユーザーが破産手続きを取る場合、資産の差し押さえが行われる。

PayPay銀行の差し押さえ問題の影響

PayPay銀行の差し押さえ問題は、顧客に混乱と不安をもたらしています。

これは、顧客が銀行に預けた資金がいつ、どのような理由で差し押さえられる可能性があるかを知ることが難しいためです。

この状況は、顧客の信頼を失うことにつながりかねません。

また、差し押さえは、顧客の資産に対するアクセスを制限する可能性があります。

特に、差し押さえが行われると、顧客は資金を引き出すことができなくなり、その結果、日常生活やビジネスに支障をきたすことがあります。

さらに、PayPay銀行の差し押さえ問題は、顧客のプライバシーにも影響を与える可能性があります。

差し押さえが公になれば、顧客の財務状況が第三者に知られることになります。

セブン銀行の差押の実態

セブン銀行 差し押さえ 実態

セブン銀行の差し押さえが行われる流れについて説明します。

この記事で学べる事
  • 貸金債権の回収
  • 裁判所命令に基づく差し押さえ
  • 滞納した税金や公共料金
  • 裁判所の指示決定
  • 遺産の相続

貸金債権の回収

  • 債務者がセブン銀行に貸金を支払わない場合、セブン銀行は債務者の資産や財産を差し押さえることがあります。

裁判所命令に基づく差し押さえ

  • 債務者が裁判所の命令に従わない場合、裁判所はセブン銀行に対し、債務者の資産を差し押さえるよう命令することがあります。

滞納した税金や公共料金

  • 債務者が税金や公共料金を滞納している場合、セブン銀行は債務者の資産を差し押さえることがあります。

裁判所の指示決定

  • 裁判所が特定の判決を出し、その判決に基づいてセブン銀行が債務者の資産を差し押さえるよう命令する場合があります。

遺産の相続

  • 債務者が亡くなり、その遺産に対して債権がある場合、セブン銀行は遺産を差し押さえることがあります。

これらは一般的な差し押さえのケースですが、具体的なケースによって異なる可能性があります。

差し押さえは法的手続きを経て行われるため、それぞれの状況において法的なアドバイスを受けることが重要です。

楽天銀行の差し押さえの実態

楽天銀行 差し押さえ 実態

楽天銀行の差し押さえは、貸金債権の回収や裁判所の命令に基づくもの、滞納した税金や公共料金、裁判所の支持決定、そして遺産の相続に関連しています。

楽天銀行は、債務者が貸金を支払わない場合、その債務者の資産や財産を差し押さえる権利を有しています。

さらに、裁判所の命令に従わない場合、裁判所は楽天銀行に対し、債務者の資産を差し押さえるよう命令することがあります。

滞納した税金や公共料金に関しても同様であり、債務者がこれらを支払っていない場合、楽天銀行は債務者の資産を差し押さえることがあります。

裁判所が特定の判決を出した場合、その判決に基づいて楽天銀行が債務者の資産を差し押さえるよう命令されることがあります。

また、債務者が亡くなり、その遺産に債権がある場合、楽天銀行は遺産を差し押さえることもあります。

これらは一般的な差し押さえのケースですが、具体的なケースによって異なる可能性があります。

差し押さえは法的手続きを経て行われるため、それぞれの状況において法的なアドバイスを受けることが重要です。

この記事で学べる事
  • 楽天銀行の特徴

楽天銀行の特徴

楽天銀行は、その利便性や革新性、手数料の安さなど、さまざまな点で顧客から支持を受けている銀行です。

以下に、楽天銀行の特徴をいくつか挙げてみます。

1. インターネット銀行としての利便性

楽天銀行は、ネットバンキングを中心に据えたインターネット銀行です。

顧客は、24時間いつでも、どこからでも口座を管理したり、各種取引を行うことができます。

また、スマートフォンやタブレットからもアクセスが可能であり、利用者にとって非常に利便性の高いサービスを提供しています。

2. 手数料が安い

楽天銀行は、その手数料の安さで知られています。

例えば、普通預金口座や定期預金口座の開設手数料は無料であり、口座維持手数料もかかりません。

さらに、振込手数料も格安であり、他行への振り込みでも、楽天銀行から他行への振込みであれば通常手数料無料で行うことができます。

3. キャッシュカードとクレジットカードの一体化

楽天銀行の口座には、楽天カードと連動したキャッシュカードが発行されます。

これにより、楽天カードの利用代金の支払いについて、楽天銀行の預金口座から直接引き落とすことができます。

また、楽天カードを利用するとポイントが貯まるなど、利用者にとって魅力的なサービスも提供されています。

4. 他行ATM手数料無料

楽天銀行の口座を利用している場合、提携している他行のATMを利用する際の手数料が無料です。

これにより、利用者は全国のATMを自由に利用することができ、さらに利便性が向上します。

5. 外貨預金

楽天銀行では、外貨預金も可能です。

米ドルやユーロ、豪ドル、中国元など、さまざまな通貨での預金ができます。為替レートもリアルタイムで確認でき、外貨預金にも高い透明性が提供されています。

6. インターネット証券との連携

楽天銀行は、楽天証券と連携しています。

これにより、楽天銀行口座を利用している顧客は、楽天証券の口座も簡単に開設することができます。

また、楽天証券との連携により、資金の移動がスムーズに行え、顧客は銀行と証券会社のサービスを一括して利用することができます。

まとめ

ネット銀行 差し押さえ まとめ

口座の差し押さえ

  • 借金の返済のために預金を強制的に回収するものであり、口座が残高ゼロになる場合があります。

差し押さえのタイミングは

  • 滞納から約半年後に、債権者は裁判所で手続きを行い、差し押さえによる回収を行います。

凍結との違い

  • 凍結とは異なり、口座に入金ができるが、借金の返済のために預金が強制的に回収されるため、生活に影響が出る可能性があります。

差し押さえの対象

  • 預金だけでなく、給料も差し押さえの対象となります。

差し押さえ後の対処方法は?

  1. 借金整理
    • 弁護士に相談し、借金整理手続きを進め、返済計画を立てることができます。
  2. 生活費の確保
    • 差し押さえが行われない口座に給与振込を変更するなど、調整が必要です。
  3. 返済交渉
    • 債権者との返済計画の交渉を行うことも重要です。

口座の特定

  • 債権者は裁判所経由で銀行口座情報を取得し、特定します。

口座を複数持っている場合

  • 複数の口座を持っている場合、あまり使わない口座が特定されて差し押さえされる可能性もあります。

差し押さえの継続

  • 一度の申し立てに対して一回限りですが、債権者は適切なタイミングで繰り返し差し押さえることがあります。

会社への通知

  • 銀行口座を差押えられたことは会社に通知されることはありません。

回避方法

  • 早急に弁護士に相談して債務整理するか、債権者からの通知を無視しないことが有効です。

ひとたび差し押さえを受けたら、不当な差し押さえ以外は、解除・中止することは出来ません。

既に差し押さえをされてしまったという場合は、お早めに法律事務所へご相談下さい。

再度差し押さえをされてしまうことがないように、滞納している借金がある場合は、出来る限り早めに対処しておくことが大切です。

もし、これ以上支払いきれない程に借金が膨らんでいる場合は、任意整理、自己破産、個人再生などといった、債務整理を検討することをお勧めします。

今後の差し押さえを防ぐためにも、預金の差し押さえがあったら、すぐに法律の専門家である法律事務所にご相談ください。

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